【Gutenberg】WordPressのブロックエディタにCSSを追加してサイト表示と統一する

【Gutenberg】WordPressのブロックエディタにCSSを追加してサイト表示と統一する Wordpress

WordPressもバージョン6の時代に入り、ますますブロックエディタへと移行していっています。

ビジュアルエディタ時代(クラシックエディタや旧エディタとも呼ばれます)に使えたadd_editor_style()も、ブロックエディタでは通用しなくなっています。そのため、エディタを見やすくするために書いたCSSがブロックエディタには適用されていないという状態になっています。

原因は簡単ビジュアルエディタとブロックエディタでは、CSSの反映のさせ方が違うのです

ビジュアルエディターの公式サポートは2021年までとされており、今後ますますブロックエディタを使用する機会が増えるはずです。

ここでは、GutenbergのブロックエディタにCSSを適用するためのカスタマイズ方法をメモしておきます。

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GutenbergのブロックエディタにCSSを適用させる方法

まずは、サンプルコードです。解説などは後述しますので、コードだけで大丈夫な方は以下を参考に適宜修正して下さい。

functions.phpに以下を追記

// GutenbergのブロックエディタにCSSを適用
function block_editor_css() {
  add_theme_support( 'editor-styles' );
  add_editor_style( 'editor-style.css' ); // ブロックエディタ用
  add_editor_style( 'singular.css' );     // サイト用のCSSも追加可能
  add_editor_style( 'somedir/additional.css' ); // ディレクトリ内でも可能
}
// アクションフックに登録
add_action('after_setup_theme', 'block_editor_css');

コード解説

ここからは上記コードの解説をしていきます。

Step1. 関数を作る

ビジュアルエディタ(クラシックエディタ)の時と違い、必要な処理が複数行に渡る上にadd_action()でアクションフックを使うので、専用の関数を作ります

function block_editor_css() {
}

これ以降のStepで、上記関数内に必要な処理を記述していきます。

このステップは飛ばして無名関数(ラムダ関数)でも動作します。
分かる方だけアレンジして下さい。

Step2. add_theme_support()を使って、ブロックエディタへのCSS適用を有効にする

ブロックエディタへのCSS追加を有効にします。方法としては、add_theme_support()を使います。

※ここまででは、まだCSS読み込まれません。以降をご参照の上コードを追加して下さい。

function block_editor_css() {
  add_theme_support( 'editor-styles' ); // ブロックエディタ用CSSを有効にする
}

Step3. add_editor_style()で適用するCSSを指定する(複数可)

add_editor_style()で、ブロックエディタへ追加するCSSを指定していきます。

引数にはCSSへのパスを指定します。(テーマディレクトリからの相対パス)

CSSは複数追加可能で、サイト用に使用したCSSも再利用して読み込むことができます。

function block_editor_css() {
  add_theme_support( 'editor-styles' );
  add_editor_style( 'editor-style.css' ); // ブロックエディタ用
  add_editor_style( 'singular.css' );     // サイト用のCSSも追加可能
  add_editor_style( 'yourdir/additional.css' ); // ディレクトリ内でも可能
}

Step4. add_action()でafter_setup_themeに登録する

最後に、アクションフックのafter_setup_themeに作った関数を登録したら完成です。

function block_editor_css() {
  add_theme_support( 'editor-styles' );
  add_editor_style( 'editor-style.css' );
  add_editor_style( 'singular.css' );
  add_editor_style( 'yourdir/additional.css' );
}
// アクションフックに登録
add_action('after_setup_theme', 'block_editor_css');

以上です。最後までお読み頂きありがとうございました。

コメント

  1. ネコヤナギ より:

    こちらの記事のコードを自分のディレクトリとファイル名に変更したところCSSが反映出来ました。

    他のサイトをいくつか試してみてもダメだったので、感謝申し上げます。
    ありがとうございました。

    • 管理人 より:

      ネコヤナギさん。

      当記事がお役に立てたようで幸いです。
      こういったコメントを頂きますと大変励みになります。
      こちらこそありがとうございました。

  2. yuk より:

    共通して使用するブロックの装飾をCSSで指定したいなと思って検索して来ました。

    ・外観→テーマファイルエディタ→スタイルシート
    ・外観→カスタマイズ→追加CSS
    に自分で作ったCSSを入力しても駄目だったので、cssファイル単品を別途アップして、
    「Step3. add_editor_style()で適用するCSSを指定する(複数可)」を参考にして、
    期待通りの結果を得ることが出来ました!

    やり方が分からず困っていたので、とても助かりました。
    有用な情報の公開有難うございます!

    • 管理人 より:

      yukさん。

      コメント頂きましてありがとうございます。
      当記事がお役に立てたなら幸いに思います。

      また、カスタマイズの過程を教えてくださってありがとうございます。
      今後この記事をご覧いただく方の参考になることと思います。

      こちらこそ、ありがとうございます。

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