AutoHotKeyで一般的に使用されている「MouseClick」や「MouseMove」を使用する場合、該当のウィンドウをアクティブにしておかなくてはいけません。
これではPCの操作が奪われてしまうので、裏で作業を行わせたい場合に不便です。
そこで今回は、非アクティブウィンドウでもAutoHotKeyを使用してマウスクリックの操作を行う方法を紹介します。
Step1 ウィンドウを指定する
非アクティブウィンドウの指定方法
まずは対象となるウィンドウを指定します。「MouseGetPos」に頼らずにウィンドウを取得するには「WinExist()」が便利です。
; メモ帳のウィンドウを取得する HWND := WinExist("ahk_class Notepad")
変数の「HWND」にはウィンドウのIDが入ります。
非アクティブウィンドウの操作方法
上記で取得したメモ帳のウィンドウを操作するには、ウィンドウの指定を以下のようにします。
ahk_id %HWND%
Step2 指定したウィンドウをクリックする
非アクティブウィンドウをクリックする場合は「ControlClick」を使用します。
上記で取得したメモ帳を操作するには以下のようにします。
; X:55,Y:77の位置を左クリックする ControlClick, x55 y77, ahk_id %HWND% ; X:55,Y:77の位置をダブルクリックする ControlClick, x55 y77, ahk_id %HWND%, , L, 2 ; X:55,Y:77の位置を右クリックする ControlClick, x55 y77, ahk_id %HWND%, , R
コメント